競馬で学ぼう その1矛盾
矛盾
矛盾(むじゅん、英: contradiction)とは、あることを一方では肯定し、同時に他方では否定するなど、論理の辻褄(つじつま)が合わないこと。物事の筋道や道理が合わないこと。参照Wikipediaより
むかーしむかーし。あるところに武器を売ってぼろ稼ぎをしている、コロ助という商人がおったそうな。
コロ助「そこの旦那。どんな鎧や盾も貫く矛はいかがですかい?」
また違う客には、
コロ助「旦那。どんな矛や剣も防ぐ盾があるのだが買わないかい?」
そんなある日のこと。
いつものように矛と盾を売るコロ助。
そこに通りすがりの実況という賢いお坊様が
「その矛でその盾を突いたらどうなる?」と尋ねたところ。
コロ助は困り果てて何も言えなくなってしまいましたとさ。
コロ助「これが矛盾の起源になります。」
実況「確かにそれが矛盾の元ですけど、誰がお坊様ですか?(笑)」
コロ助「競馬にも矛盾することがたくさんあるよね?」
実況「例えばどんなことですか?」
コロ助「じゃあちょっとやってみようか?
これ台本ね。」
実況「えっ?私もやるんですか?」
コロ助「いいから。いいから。」
むかーしむかーし。あるところにコロ助という怪しい予想家がおったそうな。
コロ助「レースは絞ったほうがいいよ。」
また別の人には
コロ助「重賞だけ買うのはもったいないよ。平場には旨味のある馬やレースがたくさんあるよ。別に重賞だからといって買わないといけないということはないよ。」
そんなある日、実況という馬券下手が血相を変えてコロ助の元にやってきた。
実況「コロ助さん。言われた通りに平場も買ったんですが、結局ハズしちゃって重賞もやらないつもりだったんですが買っちゃいました~。」
コロ助「重賞は当たったの?」
実況「ハズレですよ。結局重賞だけ買ってるほうがダメージが少なかったです。」
コロ助「当たらないとそうなるよね。旨味のあるレースを狙うために平場を買っているのに結局我慢できず重賞も買ってたら、言ってることとやってることが矛盾してるよね。(笑)
そもそも競馬好きなら、なかなか重賞を買わないというのは難しいんじゃないかな?
旨味のあるレースだけを狙いうちして重賞レースを買わないというのは、よっぽど競馬を投資として見て徹底的に勝ちを求めるプロみたいな人しか無理じゃないかな?」
実況「そうですよね?重賞買いたいですよね?」
コロ助「やっぱり重賞やG1というのは競馬の華だしね。勝つことを重視するなら楽しみを捨てないといけないけど、なかなか難しいよね。」
実況「結局重賞を買っちゃうのなら、最初から重賞だけ買うほうが逆にいいかもしれませんね?」
コロ助「レースを絞るのは大事。重賞を我慢するのは難しいかもしれませんが、平場のほうを我慢するのはそれほど難しくないかもしれませんよ。」
実況「コロ助さんも最近平場を買わなくなりましたよね?」
コロ助「最近はブログで予想するレースだけだね。私も重賞を我慢できない人なんで、平場を我慢することにしました。投資額も抑えられるし重賞に集中できるから最近はわりと成績が安定してきたかな。予想する時間をブログを書く時間に使えるしね。」
実況「でもブログ書いてる人で重賞だけ買いなさいとかいう人はあんまりいないですよね?」
コロ助「それじゃコロ助が言っちゃおう。いろいろなレースを買いすぎちゃうそこのあなた。
重賞だけ買いなさい!」
実況「平場も当てて重賞も当てるのが理想ですけどね。」
コロ助「それができたら苦労しないです。(笑)」