武豊騎手の逃げを誰も潰しにいかない問題を切る。
こんにちは。実況です。
今日は私一人で送りしたいと思います。
本日のテーマはズバリ
武豊騎手の逃げを誰も潰しにいかない問題です。
これは結構話題に出ますよね?
武豊騎手はフェブラリーSでもインティで見事な逃げ切り勝ちを見せてくれました。
今週の高松宮記念でもモズスーパーフレアでどんな逃げを見せてくれるのかが注目されますね。
武豊騎手といえば体内時計が物凄く正確というのは有名な話です。
かつてフランスの凱旋門賞を3連覇し、日本でも有馬記念3連覇など輝かしい実績を残したペリエ騎手は「ユタカは頭の中に時計を持っている」と武豊騎手を絶賛し世界で5本の指に入る名手と評したこともありましたね。
そんな武豊騎手の逃げですが、その力が発揮されるのはやはり強い逃げ馬に乗った時でしょうね。
特にキタサンブラックのように逃げてもよし控えてもよしという馬に乗った時は手がつけられないですよね。
誰も行かなければ自分が逃げてペースをコントロールし誰かが逃げれば控えてペースをコントロールする。
誰も潰しに行かないというのは、無理に潰しに行けば自分も潰れるというのが他の騎手もわかってるんでしょうね。
しかも武豊騎手が逃げる時は、つつかれないようにペースをコントロールしてきますのでよっぽど捨て身で行かないとダメだということになります。
武豊騎手が逃げている時は、他の騎手も『誰か行けよ』と思いながら乗ってるんじゃないでしょうか?
誰かに潰しに行って欲しいが自分が行くと自分も潰れる。
結果として誰も行けない金縛りみたいな状態になるんでしょうね。
もちろん武豊騎手が逃げた時は全く邪魔されないかと言えばそうではありません。
サトノダイヤモンドが勝った有馬記念では、武豊騎手はキタサンブラックに騎乗していました。
この時はマルターズアポジーが何が何でもということで控えての2番手からの競馬になりました。
マルターズアポジーがかなり離した逃げになったので実質はキタサンブラックの武豊騎手が逃げているような流れ。
普通ならキタサンブラックが勝ちそうな流れでしたが、シュミノー騎手のサトノノブレスが早めにキタサンブラックを潰しにかかります。
そしてサトノノブレスの仕掛けで少し消耗したキタサンブラックは最後にサトノダイヤモンドにバテ差しをくらっての2着になったんですよね。
これは結構明らかなコンビプレーとして競馬ファンに叩かれる結果になりました。
現状日本の競馬法ではそういうコンビプレーは禁じられていますからね。
キタサンブラックを潰しに行ったサトノノブレスは結果的に12着に沈み。
武豊騎手もレース後にサトノノブレスの特攻に対して不満のコメントを残しております。
直近のレースでは2/23阪神の尼崎ステークスにて武豊騎手騎乗の逃げ馬ミスディレクションが楽逃げの体勢だったのを松田騎手が騎乗したオウケンブラックが捨て身の捲りを仕掛けて潰しています。
捲りを受けたミスディレクションは5着。
捲りを仕掛けたオウケンブラックは8着に敗れています。(なんの為の捲りかは不明な騎乗でしたが。)
平場などでは逃げても勝てないことはよくありますし、全ての逃げが楽に逃げられるわけではなさそうです。
やはりG1での強い逃げ馬に乗った時の騎乗ぶりのイメージが強すぎて、武豊騎手の逃げには誰も潰しに行かないというイメージがついているのだと思います。G1などであからさまに潰しに行ったりすると後で非難されるというのもあるでしょうが。
今週のモズスーパーフレアはスピードで押すタイプなので他の馬がそもそも潰しに行けるほどついていけるかは未知ですが、どのような逃げを見せてくれるのか楽しみですね。
武豊騎手の逃げはもはや芸術と言っても過言ではありません。
これからも華麗な逃げ切り勝ちを期待したいですね。
本日はご清聴ありがとうございました。
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